保湿|アトピーを治すための効果的なスキンケアとは

巷には、それだけでアトピーが治るかのようなイメージのスキンケア商品ってありますね。
でも『スキンケアだけでアトピーを治す』のは少し無理があるように思います。一方、ステロイドを使うのが嫌で、その代用としてスキンケア商品を探す人もいますが、これも無理があるでしょう。では「スキンケアは不要なのか?」と言えば、そんなことはありません。

この点を誤解している人は多くて、特に男性の場合は「スキンケアなんて女性がするもの」「自分には関係ない」と言った認識が一般的です。でも話を「アトピーを治すこと」だけに限定するなら、この考え方は捨てた方が良いと思います。

スキンケアの「攻め」と「守り」とは

例え話をします。アトピーを敵と仮定するのです。で、この敵に対してどのような戦い方で挑めば勝てるのか?ここではそれを私の経験から戦略的に説明します。

まずアトピーとの戦いでは、100m走のような短期決戦型の戦い方をしないこと。そうではななくて、イメージ的に言うとプロ野球のペナントレース(140試合)。こっちの方です。 最初にここをしっかり認識する必要がありそうです。 要するに「アトピーとの戦いは長期戦」だと言うこと。私の知る限り、大半のアトピー患者の方がやっているのは短期決戦型です。 長期戦に対して短期決戦型の戦い方で挑んでいるのですから、跳ね返されるのは当然と言えば当然かもしれません。

では長期戦を制する戦い方とは?具体的にどうすれば長期戦を制することができるのでしょう?それは「守り」です。長期的な戦いを制するポイント。それは「守り」を強固にすることです。このことは歴史的にも証明されていて、イケイケドンドン的な戦い方は短期決戦には通用しても、長期戦では例外なく敗者となっています。

ところで、スキンケアってアトピーとの戦いにおいては攻め?それとも守り?どちらを担っているのでしょう?また肌を保湿するのは攻め?それとも守り?さて、どちらでしょう?

私達が治すための努力(攻撃)を続ける一方で、アトピー側も負けてはいません。「かゆみ」と言う手段を使って、私達の戦意を喪失させようと必死です。敵も攻めてくるのです。そんな時、私達はどうすれば良いのでしょう?

答えは守りです。守りを強固にするしか術はありません。
守って守って、守り抜かねばなりません。で、守り抜いた後、次は「攻める」です。
ちなみに、具体的な「攻め方」は、「アトピーの治療:報われる努力と報われない努力」
を参照して下さい。実際、アトピーとの戦いとはこの「攻め」と「守り」の繰り返し。

ワンパターンではないアトピーのかゆみ

実際、経験された方ならご理解頂ける筈ですが、アトピーのかゆみと言うのは、虫刺されのような一点集中型ではなく広範囲に渡るもので、以下のようなパターンがあります。

パターン1  短時間集中型のかゆみ 

これは夕食後や入浴後のリラックスタイム、つまり副交感神経が優位に傾く夕方以降にやってくる比較的穏やかなタイプのかゆみで、授業中や仕事中はほとんど気になりません。

パターン2  短期集中型+発作的で猛烈なかゆみ 

このかゆみも夕食後や入浴後のリラックスタイムに発生しますが、発作的で猛烈は激しさが特徴。このかゆみに襲われると、「掻く」こと以外できなくなります。脱ステロイド後のリバウンドは、このパターン2とパターン3が重なったものですが、こうなると仕事を続けるのは困難でしょう。

パターン3 ダラダラと長時間続く慢性的なかゆみ

このかゆみの場合、時間帯に決まりが無く、ほぼ一日中ずっと続いています。
かゆみは比較的穏やかですが、厄介なのは熟睡できない点で、常に睡眠が浅いため起きていても直ぐにイライラしてストレスを人一倍感じてしまいます。重症化した大人のアトピーは一般的にこのパターン3とパターン2が重なったイメージです。

ところで、アトピーとの戦いでは、日々、嫌でもこのような「攻め」に身をさらすことになる。では、この「攻め」に対する「守り」はどうすればよいのでしょう?

スキンケアの役割は「守備」

最初の段階で、ここの認識が違うと後々まで尾を引くことになります。アトピーとの戦いにおいて、スキンケアをもし「攻め」の手段として考えるなら、それは少し無理がある気がします。スキンケアはあくまで「守り」。これが負けないための戦い方。

では、理想的なスキンケア商品とは、どのようなモノでしょう?一般的な健康保険収載の保湿剤では、ワセリンやパスタロン、ヒルドイドソフト等があります。また非ステロイド系の軟膏では、アズノールや亜鉛華軟膏、サトウザルベがお馴染みですね。漢方系の軟膏では、紫雲膏や太乙膏などがある一方で、民間薬としては、椿油、オリーブオイル、馬油、スクワランオイル等もあります。

ちなみに私、これらの保湿剤は全部、使った経験があります。でも正直な話、使い勝手となると言いにくいのですが・・・ 全然よくない。それは「処方されたから仕方なく使っている」って感じ。

  • 使い勝手が悪い理由の一番は、とにかくベタベタして下着に付着すること。
  • 二番目は、時間が経って乾燥した時、皮膚がバリバリになること。
  • 三番目は、・・・・。もう、この辺で止めておきます。

例えば、漢方の紫雲膏。コレはかなり有効です。で、個人的には「使える」と思うのですが、入院中ならともかく、仕事をしながらとなると、全然使えない。まず色でアウト。普通、アトピーの人は勉強や会社での仕事、また家事や子育てと言った日課をこなしながら、同時にアトピーも治らなくてはならない場合が大半ですよね?では、このような環境下で、理想的なスキンケア商品とは何でしょう?

  1. 使っていることが分からないほどの自然さ。ベタベタしない。
  2. それでいて保湿性があること。しっとりした状態をキープ。
  3. 安価。「最近話題の!」ではなく「安全で実績のある材料」(素材)を使用。

こんな感じではないでしょうか?特に、アトピーのスキンケア商品が一般の化粧品と違うのは、3の「安全かつ実績のある」素材。私は、この辺りだと思っています。何も特別なモノを使う必要はないのですから。で、もしこのようなスキンケア商品に関心のある方、よければ下記を観て下さい。ここでは私がプロデュースしたスキンケア商品を紹介しています。
私がアトピーだった時、「こんなモノがあれば・・・」と思ったものを形にしてみました。

飛鳥旬プロデュース【飛鳥旬のスキンケア商品】

スキンケアの役割はアトピーを治すための「攻め」ではなく、むしろアトピーからの攻撃に対する「守り」として考える。攻撃一辺倒ではなく守備を固めることで、アトピーとの戦いを制する確率も高くなる。