12 胃腸の健全化 秘訣2

甘いモノ、添加物、そして小麦中心の食事を極力控える

食べ物に関してはあれもこれもダメと言うつもりはありません。しかし甘いモノと添加物を大量に含んだ加工食品は避けた方が賢明です。

そしてパン、パスタ、ピザ等、小麦中心の食生活からご飯(お米)を中心とした和食に切り換えるのですが、この理由、分かりますか?

簡単に言えば、それは胃腸の働きを健全化して便通を良くするためです。

論より証拠。例えばこんな実験はどうでしょう?台所で簡単に検証できますよ。

まずは小麦粉に水を加えてかき混ぜます。すると生地ができますね。パンを作るあの弾力。で、その生地を丸めて一晩、水に浸しておきます。

それからご飯。ご飯もおにぎりにして小麦と一緒に水に浸しておきます。冷や飯で大丈夫。で、翌日、この二つを比較してみます。

さて、どうなっているでしょう?

大体、想像つきますよね。
ご飯は水を含んで簡単に分解しますが、小麦粉の方は元のまま。全く原型から変化なし。

何故?どうして小麦の方は分解しないのか?答えはグルテンですね。グルテンを消化するのは大変。で、これと同じことがお腹の中で起こっています。

乳製品も避けておいた方が無難

同じ理由から、牛乳、バター、チーズ等の乳製品も避けておいた方が無難です。

特にヨーグルトは発酵食品であることから人気がありますが、私個人の経験からすると、アトピーとの相性はあまり良くありません。

腸内環境を改善!とテレビCMではヨーグルトでお腹の調子を整えるイメージが定着していますが、私の経験からするとこれは微妙です。

本当に腸内環境を良くしたいなら、私なら本物の漬物を食べます。こちらの方が確実。でも今は漬物と言っても、単に添加物の液に浸しただけの自称「漬物」も多いので注意して下さい。

それから腸内環境に付いて記しておきます。

腸内環境を整えるなら、その前に胃の働きにも着目して欲しい。だって胃と腸は一本の管で続いているのですから。

事実、これは私の経験ですが、胃下垂なのに腸内環境を整えるなんてホント至難の業ですよ。そこは同時に胃下垂の対策もしないと。

胃と腸は消化管の同じ一本の管なので、やはり効果的なのは「胃腸の健全化」ですね。

働いているか怠けているか、胃腸はそこが分岐点

ところで、こんな風に書くと反論される方がいるかもしれませんね。「でも胃腸の弱い人が皆アトピーとは限らない」と。

確かにその通り。

でもこれは結局は程度の問題だと思います。つまり胃腸が働いているか、いないか。ココで決まる。

だからちびまるこちゃんに登場する山根君のような人がお腹一杯食べたからといって、いきなりアトピーになるワケではない。

逆に、厄介なのは胃腸が丈夫そうに見えて実際は働いていないケース。こっちです。

なので胃腸の弱い人が必ずしもアトピーになる訳ではなく、元々胃腸が強くても、その働きが悪くなるような生活習慣を続けることでアトピーになる。そう考えた方が辻褄が合います。

これは乳幼児のアトピーが参考になります。

乳幼児や子供の胃腸は大人と比べて未熟ですね。でも全ての子供がアトピーかと言うと、実際はそうではない。

何故でしょう?
それは未熟な胃腸でも、しっかり働いているから。

「改善と完治の違い」の記事で「結果オーライ自然消滅型アトピー」の話、あったでしょ?

あの時「中学生になれば治る」と言われて本当に治るケース、ありましたよね?

あれは体の成長と共に胃腸の働きが良くなることでアトピーが治る典型例で、実際そう考えると辻褄が合います。

つまり胃腸と言うのは未熟だろうが完成形だろうが、要はしっかり働いているか否かが分岐点で、ここでの対処の仕方ひとつで、治る・治らないが決まるのですね。

何故、甘いモノ(白砂糖)がアトピーには良くないのか?

次は甘いモノ、白砂糖の過剰摂取を避ける話です。

ズバリ!白砂糖の過剰摂取はアトピーに最悪です。これは白砂糖の作られる工程を見れば一目瞭然!

白砂糖は黒砂糖に石灰や亜硫酸ガス、アンモニアなどの化学薬品を添加、煮詰め&漂白とその製造工程は10以上にも及びます。

でもジアスターゼなどの酵素やビタミン、ミネラルは一切含まれていないことから、その正体は食品ではなく完全な化学品です。

これは化学調味料も同じ。
これも結晶を見れば一目瞭然。で、白砂糖を大量に摂取すると血糖値を激増させインシュリンの分泌を誘発しますが、こうなってはマズイので胃袋は防衛反応として働きを停止させ、血液中の糖の急上昇を食い止めようとする。

昔の人はこれを「甘い物を食べるとお腹がゆるくなる」と表現しましたが、要するに、胃の働きを自ら停止させることで生命を守ろうとするのですね。

アトピーの大敵「ブドウ糖果糖液糖」

ところが、最近は砂糖よりもはるかに厄介なものが出回っています。

その正体は「ブドウ糖果糖液糖」。

これはジュースやお菓子を作る際のコストが砂糖よりも安いため頻繁に使用されていますが、このブドウ糖果糖液糖は体には明らかに異物です。

腸内細菌はそもそもこの種の異物を消化吸収できません。なのにこんな異物を毎日大量に摂取すれば、そりゃ胃腸も疲弊します。で、そこに冷たい飲み物が追い討ちをかけると・・・。

冬にアイスはアトピー直行便?

もともと人間の内臓は体温よりも少し高い温度で正常に働くようにできています。

ところが胃腸は中が空洞になったパイプ状の臓器のため、外部から急に冷たいモノが入ってくると一気に冷えて働きが悪くなってしまう。

アトピーの時は絶対アイスや甘いモノは厳禁!と言っているのではありませんよ。

今の時代、お金さえ出せば、好きなものを好きなだけ好きな時に食べることができます。通勤・通学時、電車の中で朝食を摂る人がいる時代ですから。

でも甘いモノ・冷たいモノって、そんなに頻繁に食べるものでもない気がします。実際、こういうものは時折、楽しんで食べるのが賢明です。

さて、次はいよいよ食生活の核心に迫ります。

13 胃腸の健全化 秘訣3