6 治癒力は上げるものではなく元に戻すもの

この世に病気を直接治せる薬は存在しない。治すのは自分の治癒力。そして治癒力は上げるものではなく元の姿に戻すもの。

治癒力って何?

「治癒力」っていう言葉ありますよね。
「病気を治す決め手は自然治癒力!」と言う場合に使われる、あの治癒力のことです。

この「治癒力」について記します。

例えば風邪を引いたとします。
頭が痛い。熱も37度を超えている。「まずい!」と思ったあなたは会社が終わると急いで帰宅。軽い夕食後、薬を飲んでベッドに直行!

眠っている間に、随分汗をかいたようです。翌朝、起きるとすっかり熱は下がっていました。まるで昨日の自分が嘘のよう。体も軽くスッキリ!

と言うわけで、今日も元気に出社しました。

そこで、私達はこんな風に思うのです。「風邪は最初が大事!」「効いたよね!早めのパブ○ン!」と。

ここで質問です。
風邪が治ったのはどうして?

私達は、ここで小さな勘違いをするようです。

「それは薬を飲んだから」
「早めに薬を飲んだから治った」と。

でも、それ本当?
早めに薬を飲んだから風邪は治ったの?

風邪を直接治せる薬は存在しない

風邪を治したのは薬ではありません。冷静に考えると分かりますが、風邪を直接治せる薬などこの世に存在しないからです。

そう。風邪を治したのは自分自身。

薬はあくまでサポート役に過ぎません。まずこの点を再認識する必要がありそうです。薬を飲んでも安静にしなければ?徹夜で仕事をしていれば?

翌朝、風邪は治っていたでしょうか?

ムリだと思います。そんなことしたら治る風邪も治らない。最悪、市販の薬では間に合わず、病院に駆け込んでいたかもしれません。

このように身体に異変が生じた時は、速やかに休息を心掛けることは何より優先される筈です。こんな時、野生の動物はひたすらジッとしてます。

では、アトピーの場合は?

あなたは「アトピー性皮膚炎です」と診断された時、何をしましたか?残念ですが、私はまったく気付けなかった。「ちょっと首が痒いだけ」って。

アトピーは熱が出る訳ではなく寝込む程でもない。まして出血もない。ただ痒いだけ。

風邪を引いた時、睡眠が大事と理解できれば、アトピーだって薬で痒みを抑えることが最優先でないことは理解できた筈なのに。

そう。必要なのは「休息」ですね。何かをするのではなく逆に何もしない。で、とにかく体が元の状態に戻るまでじっとする。治癒力を発揮するために。

でも実際には難しいと思います。治癒力を発揮するためにジッとしていると言う感覚は。だって、そもそも何故ジッとするのか理由が分からないですから。で、ついつい何か(大半は余計なこと)をしてしまう。

でもこの治癒力の話は消化器系(胃腸の健全化)の話で理解しやすくなります。この基礎編では実践編の前段階として、ここを詳しく紹介します。

でもその前に、アトピーの人の体って一体何が原因でこうなってしまうのでしょう?

ここで問題になるのがアレルゲン。で、このアレルゲンに関しては意外と知らない人が多いので、先に押さえておきます。

7 アレルゲン対策とは?