3 改善と完治の違い

アトピーを治して分かったこと。それは「改善」と「完治」では雲泥の差があると言う事実。このふたつを分ける決定的な要因は「自力」と「他力」の差かもしれない。

「結果オーライ自然消滅型アトピー」ってご存知ですか?

知らないですよね。すいません。コレ、私が勝手に付けた名前です。でも意外と多いです。特に子供のアトピーでは。

医師から「小学校に入学すれば治る」とか「中学生になれば治る」と言われて本当にアトピーが消えてしまう。何もしなくても勝手にアトピーが消える。

ひと昔前、子供のアトピーはこのパターンが圧倒的に多かった。(今も一定の割合で存在します)

一方、成人型アトピーの場合はどうでしょう?

残念ながら、このパターンが成立する確率は低い。逆にズルズルと悪化の道に向かってしまう。事実、私もそうでした。

ところで、この「結果オーライ自然消滅型アトピー」には少し問題があります。

「どうして?」
「とにかく治れば良いじゃないの?」

そう楽観していると、その先には思わぬ落とし穴が待ち構えています。このタイプの治り方はあくまで「結果オーライ」なので、そのままだとアトピーはシッペ返しが怖いです。

例えば乳幼児のアトピーが小学生になって消えたとします。これって実際、よくあるケース。また中学入学と同時にアトピーが消える場合もあります。

ところがこれで喜んでいると、大学受験や就職を機にアトピーは再発することがあります。で、こうなると話はちょっと厄介。今度は「20歳になったら治るから」とか「30歳になったら治るよ」と言う訳にはいかないからです。

自分で克服することの大切さ

結果オーライ自然消滅型アトピーの場合、どうして自分のアトピーが消えたのか、その理由をキチンと把握していません。

それは「自然に消えた」と思っているので仕方ないのですが、実はここが問題。

「何故アトピーになったのか?」
「何故アトピーが消えたのか?」

患者はこの「何故」を把握していません。だから再発した時、対処する術が分らない。

カリスマ医師に治して貰ったアトピーも同じ。彼らに診て貰えば症状は一時的に改善します。そしてその後の対処法もある程度は教えてくれます。

急場をしのぐ意味で、速やかに症状を改善させることは大切です。

でも病院を離れて普通の生活に戻れば、患者自身の生活面でのトータル的な力量が問われます。そこで本当の意味での力量が患者に備わっていないと、症状は遅かれ早かれ元に戻ります。

一方、この病気の本質を自分で把握していると、仮に再発しても慌てなくて済みます。(と言うか、再発しない)。

それは一方通行ではない自らの体験がベースにあるからです。そしてアトピーを治す大切なポイントが実はここにあります。

体感することの意味

アトピーを治す過程で「体感する」ことは想像以上に大切です。

例えば便通が良くなることで「ほ~」とか「なるほど~」と言った体感を得ますが、この「ほ~」とか「なるほど~」と言う体感こそ大切なサインです。

何故ならこの体感を積み重ねることで、アトピーを治すための重要な勘所、つまりポイントを知ることができるようになるからです。

すると日々の生活の中で「これで良いんだ」とか「これじゃダメだ」と言った基準が自然と身に付くようになります。

難しいですか?

でも「アトピーを治す」と言うのは結局そういうことで、この積み重ねがアトピーだけでなく健康な身体の維持になるように思います。

そしてここを理解したうでで薬を使うのと、全く理解しないで依存するのとでは大違い。これが私の経験則。

改善と完治。選択肢は人それぞれですね。でも同じ努力をするなら、完治へ向けた努力の方が報われる気がします。迷わず完治を目指して下さい。

4 完治へのアプローチ